線維筋痛症候群・慢性疲労症候群の治療法

線維筋痛症の治療|クリニックハイジーアから実績症例

改善例1 49歳女性

49歳女性

主訴
1年ほど前からの全身の痛み。
とにかく我慢ができないほど、痛みが強い。全身の痛みから、解放されたい。
痛みのため、眠れない。寝返りが打てない。

既往歴
とくになし

治療歴

検査結果・治療方針
食事内容・液検査データ等より、鉄欠乏性貧血、貯蔵鉄の枯渇、タン白質不足、低アルブミン、ビタミンB群不足、亜鉛不足、銅過剰、低血糖などの栄養学的な問題が認められた。
甲状腺機能に問題はなかったが、DHEA-Sの低下を認めた。
これらのデータに基づき、プロテイン・ビタミンC・ビタミンB群・ヘム鉄・亜鉛・ミセル型ビタミンE・マグネシウム・DHEA等を処方。

経過
治療開始25日後
すごく不思議だが、痛みがほとんどなくなった。信じられない。
よく眠れるし、朝も起きられるようになった。
痛みの度合い(初診時)10 → 5
腕、肩、首など動かなかったところが、動くようになった。今、痛みが残っている場所は、でん部(お尻)のみとなった。

4ヶ月後
痛みの度合い (初診時)10 → 3
現在は、一ヶ月で排卵日の4~5日間のみ痛みがある程度に減り、日常生活ではほとんどなくなった。
体の調子も良くなり、だるさも取れた。

血液データ

基準値 初診時 5ヵ月後
ヘモグロビン 11.5~15.0 11.6 13.0
ヘマトクリット 女性 34.8~45.0 37.2 42.1
MCV 85~102 88 95
MCHC 30.2~35.1 !27.4 31.0
総蛋白 6.7~8.3 7.6 8.2
A/G 1.1~2.0 1.2 1.4
アルブミン 62.0~72.0 !59.9 64.1
GOT 10~40 18 29
GPT 5~45 11 24
尿素窒素 8.0~20.0 13.3 22.1
グルコース 70~109 77 !68
血清銅 70-132 !175 128
亜鉛 64~111 75 96
フェリチン 4.0~64.2 19 44
矢崎智子

ドクターコメント
線維筋痛症の原因のひとつは、筋肉においてエネルギー産生に必要なATPが産生できなくなることだと言われています。
エネルギー産生のためにはビタミンB群・C・鉄・マグネシウムなど、多様な栄養素が必要になります。
それらの栄養失調を改善することにより、全員ではありませんが、線維筋痛症の多くの患者様の症状が改善されます。
この方もかなり強い栄養失調状態であり、それを治療した結果、症状の速い改善がみられました。血液データも改善していました。

改善例2 28歳女性

28歳女性

主訴
半年前から、痛みが始まった。最初は、足がムズムズした感じから始まり、しびれも出てきた。
3ヶ月前から、足の痛みが非常に強くなり、歩けなくなった。
今は、手も力が入らず、痛い。
半年前の痛みが始まった頃、風邪のような症状が続き、微熱があった。その後、疲労感、頭痛、耳鳴り、入浴後の立ちくらみ、みまい、動悸(階段を登ると、心臓がドキドキする)も、起こった。
もともと、食べても太れない、虚弱体質。
痛みが強くなり、寝られなくなった。

既往歴
アトピー性皮膚炎、腸ヘルニア

治療歴
半年前、精神科を受診し、うつ病と診断され、投薬治療が始まった。
セディール、メチコバール、ノイロトロピン、パキシル、リスミー、補中益気湯を処方された。
3ヶ月前、足の痛みが強くなり、神経内科を受診、神経衰弱と診断された。
1ヶ月前に、リウマチ専門病院に入院、線維筋痛症と診断された。

検査結果・治療方針
食事内容・液検査データ等より、タン白質不足、血液濃縮(脱水)、鉄不足、ビタミンB群不足などの栄養学的な問題が認められた。
甲状腺機能に問題はなかった。
これらのデータに基づき、プロテイン・ビタミンC・ビタミンB群・ヘム鉄・亜鉛・ミセル型ビタミンE・カルシウム・マグネシウム等を処方。

検査データ

基準値 初診時 3ヵ月後
ヘモグロビン 11.5~15.0 13.4 14.4
ヘマトクリット 女性 34.8~45.0 40.8 44.7
総蛋白 6.7~8.3 7.6 8.4
GOT 10~40 21 18
GPT 5~45 18 17
尿素窒素 8.0~20.0 9.6 16.7
血清鉄 40~180 148 113
血清銅 70~132 81 93
亜鉛 64~111 88 123
インスリン 1.7~10.4 3.9 8.3
フェリチン 4.0~64.2 29.8 107

経過
治療開始後3ヶ月
(初診時)痛みの度合い (初診時)10 → 5
買い物・洗濯・掃除がまったくできなかったのが、できるようになった。
疲労感は初診時の強さが10だとすると4まで改善。不安・抑うつ状態も半減。

矢崎智子

ドクターコメント
この方も栄養不足がかなり認められました。
エネルギー産生のためにはビタミンB群・C・鉄。マグネシウムなど、多様な栄養素が必要になります。
それらの治療的なレベルの補充により、さまざまな症状が改善しました。

改善例3 51歳女性

49歳女性

主訴
10年前から痛みが始まり、現在は日常生活がまったくできないほど、とにかく痛みが強い。痛みが強いため、眠れない。
1年前に、リウマチ専門医を受診し、線維筋痛症と診断された。
30代のころに、喘息発作のため入退院を繰り返し、大量のステロイド点滴の治療を2カ月間受けた。その後の、ステロイドを離脱してから、突然痛みが出始めた。
痛みが、どんどん強くなっており、全身に広がってきたため、不安を訴え、当クリニックを受診した。

既往歴
石灰性付着性腱板炎、糖尿病、アスピリン喘息

検査結果・治療方針
食事内容・液検査データ等より、タン白質不足、低アルブミン、それにともなう血液濃縮(脱水)、脂肪肝、高血糖などの問題が認められた。
甲状腺機能に問題はなかったが、DHEA-Sの低下を認めた。
これらのデータに基づき、アミノ酸・ビタミンC・ビタミンB群・ヘム鉄・マグネシウム等を処方。
また、遅延型アレルギー検査にて、乳製品・小麦・チョコレート・イースト・バナナ等にアレルギー反応を認めた。これらの食品の除去食を指導した。
また、糖尿病のための、糖質制限食を指導した。

経過
1ヶ月後、痛みが改善されて、3時間続けて眠れるようになった。
5ヶ月後、体の調子も良くなり、だるさもとれた。
痛みは、日常生活ではほとんどなくなった。
痛みの度合い (初診時)10 → 3
糖尿病も改善傾向にある。

血液データ

基準値 初診時 5ヵ月後
赤血球 380~500 505 489
ヘモグロビン 11.5~15.0 14.9 14.5
ヘマトクリット 34.8~45.0 44.4 44.5
MCV 85~102 88 91
総蛋白 6.7~8.3 8.2 8.3
A/G 1.1~2.0 1.4 1.3
GOT 10-40 29 35
GPT 5~45 42 45
γ-GPT 30以下 45 34
尿素窒素 8.0~20.0 8.7 7.8
フェリチン 4.0~64.2 !172 !212
矢崎智子

ドクターコメント
脂肪肝などの影響でデータ上マスクされていますが、食事内容・検査データ等より、栄養欠損が強く疑われました。
エネルギー産生のためにはビタミンB群・C・鉄。マグネシウムなど、多様な栄養素が必要になります。
飲めるサプリメントの量が限られたため、やや時間はかかりましたが、症状が明らかに改善しました。

改善例4 25歳女性

25歳女性

主訴
当院受診の3ヶ月前、大学病院にて線維筋痛症と診断。
朝と夜に特に強い全身の痛みをはじめ、寒気、皮膚のかゆみ、便秘、膀胱炎、過敏性腸症候群、微熱、ドライアイ、カンジダ膣炎、頭痛、腹痛、胃痛、生理痛、などの多岐に渡る症状を認めた。

既往歴
11歳 扁桃腺摘出術

治療歴
大学病院では治療をされず、近医(心療内科)を受診。4~5種類の薬(詳細不明)を処方されたが、吐き気などの副作用が強く、2カ月間服用後中止。

検査結果・治療方針
食事内容・液検査データ等より、タン白質不足、低アルブミン、軽度の貧血、鉄欠乏、ビタミンB群欠乏、亜鉛不足、低血糖などの問題が認められた。
甲状腺機能は問題なし。
活性酸素ダメージ検査(FRAS4)で強い活性酸素ダメージが認められた。
これらのデータに基づき、プロテイン・ビタミンC・ビタミンB群・ビタミンE・ヘム鉄・亜鉛・マグネシウム等を処方。

経過
治療開始2週間後
便秘が改善したが、痛みの度合いは変化なし

治療開始1.5ヶ月後
急に痛みが軽くなり、体調も良くなった。ご両親もびっくりされた。

治療開始3ヶ月後
痛みの度合い (初診時)10 → 3 
体の調子も良くなり、だるさも取れた。さまざまな症状は、今はほとんどない。
微熱も3ヶ月後にはなくなった。

血液データ

基準値 治療開始 3ヵ月後
ヘモグロビン F 11.5~15.0 12.8 14.0
ヘマトクリット 34.8~45.0 41.1 43.7
総蛋白 6.7~8.3 7.4 7.2
A/G 1.1~2.0 1.7 2.0
GOT 10~40 10 17
GPT 5~45 9 15
ALP 100~325 !98 184
γ-GTP 30以下 14 16
尿素窒素 8.0~20.0 14.8 17.1
血清鉄 F 40~180 65 149
グリコアルブミン 12.3~16.5 14.6 12.5
血清銅 70~132 !179 88
亜鉛 64~111 76 !187
フェリチン 4.0~64.2 10.1 24.1
インスリン 1.7~10.4 5.5 2.8
グルコース 70~109 69 62
矢崎智子

ドクターコメント
全身の痛みだけでなく、かなりさまざまな症状をお持ちでした。また、線維筋痛症は40代以降の女性に多いのですが、比較的若い患者様でした。
まずデータから強い栄養欠損が認められたため、そこから治療を始めました。
最初はほとんど痛みの改善はありませんでしたが、1ヵ月半~2ヶ月目頃から痛みが急激に減少しました。同時に便秘であったのが下痢傾向になりました。
2回目のデータも完全にデータがよくなっているわけではありませんが、痛みは3~4割まで改善し、QOLがかなり改善しました。

改善例5 58歳男性

58歳男性

主訴
後頭部・あご・肩・わき腹・肩甲骨周囲の痛み。
他院で線維筋痛症と診断。
2ヶ月前、突然強い痛みが出た。痛くて眠れない。
もともと頭痛持ちで、疲れやすい。
痛み止めが効かない。

既往歴
高脂血症、高血圧、ヘルニア、尿路結石

治療歴
神経内科や整形外科など、多くの病院を回ったが、診断ははっきりせず、痛み止めと湿布の治療をしばらく行っていた。

既往歴
高血圧、高脂血症

検査結果・治療方針
食事内容・液検査データ等より、タン白質不足、低アルブミン、軽度の貧血、脂肪肝、鉄不足、亜鉛不足、銅過剰、CRP上昇などの問題が認められた。
活性酸素ダメージ検査では、かなり強度な酸化ストレスを認めた。
これらのデータに基づき、プロテイン・ビタミンC・ビタミンB群・ビタミンE・ヘム鉄・亜鉛・マグネシウム等を処方。

経過
治療開始14日後
治療開始してから、すぐに激痛が軽くなった。具体的には、毎日湿布を7~8枚貼らないといられなかったのが、3枚に減った。鎮痛剤を飲まなくてもよくなった。
痛みが軽くなったので、夜熟睡できるようになって、本当にうれしい。信じられない。

血液データ

基準値 初診時 未検査
ヘモグロビン 13.5~17.5 14.3  
ヘマトクリット 39.7~52.4 45.5  
総蛋白 6.7~8.3 7.0  
A/G 1.1~2.0 1.8  
アルブミン 62.0~72.0 !61.5  
GOT 10~40 33  
GPT 5~45 !50  
LD(LDH) 120~240 !313  
ALP 100~325 !533  
γ-GTP 80以下 !189  
血清アミラーゼ 40~122 !37  
UN 8.0~20.0 12.6  
血清鉄 50~200 !40  
CRP定量 0.30以下 !2.26  
血清銅 70~132 !160  
亜鉛 64~111 68  
フェリチン 18.6~261 !279  
矢崎智子

ドクターコメント
線維筋痛症では比較的珍しい男性の患者様ですが、痛みの部位は線維筋痛症に典型的でした。
しかしCRPが高値であったため、典型的な線維筋痛症というよりは、何らかの炎症性の病態が存在する可能性がありましたが、まずはデータと食事内容から、栄養療法・食事療法をはじめました。
治療開始後比較的早く、激痛がなくなり、耐えられる程度の痛みになりました。
まだ治療の途中段階であり、もっと改善すると考えられます。

改善例6 50歳女性

50歳女性

主訴
3~4年ほど前から続く手のしびれ、全身の痛み。
関節、筋肉、背中全体に痛みが強い。物が上手にとれない。
痛みのため、眠れない。冷え、偏頭痛、疲れやすい。

既往歴
とくになし

治療歴
脳外科や整形外科で、鎮痛剤、筋弛緩剤、睡眠導入剤、安定剤、ビタミンB12などの薬を処方されるが、明らかに効果はなし。

検査結果・治療方針
食事内容・液検査データ等より、タン白質不足、血液濃縮(脱水)、鉄不足、ビタミンB群不足などの栄養学的な問題が認められた。
甲状腺機能に問題はなかった。
これらのデータに基づき、プロテイン・ビタミンC・ビタミンB群・ヘム鉄・亜鉛・ミセル型ビタミンE・カルシウム・マグネシウム等を処方。

経過
治療開始2週間後
夜の痛みが軽減し、眠れるようになった。不安感が軽減した。
3ヶ月後 痛みの度合い (初診時)10 → 2
今は夜眠れるのが一番嬉しい。しびれはほとんどよくなった。しかし指はまだ痛み、鉛筆が持てない。

血液データ

基準値 初診時 3ヵ月後
ヘモグロビン 11.5~15.0 14.9 14.0
ヘマトクリット 女性 34.8~45.0 !45.7 44.7
総蛋白 6.7~8.3 7.9 7.5
GOT 10~40 19 11
GPT 5~45 17 16
グルコース 70~109 87 79
亜鉛 64~111 104 !124
フェリチン 4.0~64.2 !66.5 !92.2
矢崎智子

ドクターコメント
この方も、夜眠れないくらいの強い痛みが比較的早く軽減しました。まだ症状はありますが、治療を継続すればもっとよくなると思われます。

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